知っておきたいリフォーム工事のポイント
大家さんにとって、リフォーム工事は必ず必要になります。
リフォーム工事は費用のかかる話ですから押えていきたい所ですよね。
大きいリフォーム工事になってくると気が重たくなってきます。
古くから大家さんをされている方々は良く体験されていると思います。
ここで大家さんに必要なリフォーム工事の内容と安く押さえるポイントをお知らせします。
最近の大家さんは、普段、リフォーム工事に馴染みがないので、違和感があるのではないでしょうか。
自分の家のリフォームも中々する事もないですし、「他人の住む家に、なぜこんなにお金をかけないといけないのか」と思われる事もあると思います。
それぐらい、リフォーム工事にはお金がかかってきます。
では具体的に私たち大家さんにとってどの様なリフォーム工事必要になるのか確認しましょう。
リフォーム工事は大きく2種類分かれます。
@入退去の時の原状回復工事
普段、圧倒的に多いのはこの工事です。
入居者が退去をした時の部屋を現状に戻すための工事です。
その時、次の新しい入居者の為に快適にお住まい頂ける様にします。
前の入居者がよっぽど荒っぽい使用をしていなければ、比較的安価で済むことが多いです。
また、常識の範囲ですが、生活による経年劣化以外の物は請求する様にしています。
クロス張替
床の張替
傷の補修
水回りのコーキング打ち替え
ちょっとした設備の補修
キッチン補修
お風呂の補修 等
A建物の修繕工事
建物本体の工事が多く、10年から20年に1回ぐらいの感覚でかかってくる工事です。
工事をする事により、経年劣化による傷みや汚れをキレイに見せる努力が必要です。
「@入退去の時の原状回復工事」と違い費用がそこそこ掛かってくるので、入居促進や家賃アップにつなげていきたい所です。
数10万円〜数100万円かかりますから・・・。
外壁洗い・塗装
屋根のやり替え・防水・塗装
外回りのコーキング打ち替え
バルコニー、屋上の防水
キッチン取り替え
お風呂の取り替え 等

私の経験からお話ししますと「A建物の修繕工事」はほとんどした事が有りません。
理由としては、新築物件が多いという事と、極力しない様にしているという事です。
その甲斐あって、リフォーム工事では大きい費用をかけた記憶が有りません。
補修とハウスクリーニングで何とかごまかす?
五平が有りますが、工夫して、凌いでください。
よくあるリフォーム工事は「@入退去の時の原状回復工事」です。
そして、「@入退去の時の原状回復工事」はこの3項目でほとんどまかなえてしまうのです。
@クロスの張替
A床の補修
Bハウスクリーニング
「原状回復リフォーム工事」参照
この3項目をに対し極力お金を掛けずにキレイにする事ができればOKです。
またそのノウハウを身に付けられるかが重要になってきます。
簡単にまとめると「小さい工事」をいかに安く済ませる事が出来るかという事です。
パターンさえつかんでしまえば結構簡単なんですよ。

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